小耳症の手術を行っている病院一覧




小耳症の手術とは

小耳症のお子さんは、希望すればお耳の形を整える手術を受けることができます。お耳の形を整える手術は、概ね9歳以上から行う病院がメインとなっています。

これは、病院によって基準が異なりますが、基本として「耳の大きさがある程度育ち大人の大きさと変わらない」ということと、「お耳に使う軟骨が育っている年齢」であるという理由から、小学校高学年ころに手術をする病院が多くなっています。

お耳を形作るために、自分のあばら骨の一部を使う術式があります。そのため、ある程度の骨量をとれる身長や胸囲を超えていることが手術を行う条件となってきます。

お耳の形を整える手術を行う科は、形成外科になります。よく、耳鼻科と勘違いされている方もいらっしゃいますが、形を作る=形成外科での手術となります。お耳の形を作るだけでなく、外耳道も開ける手術もありますが、その場合は耳鼻科と形成外科で連携して行う病院があります。

今回まとめるのは、お耳の形を作る形成外科で、小耳症形成術を行っている病院一覧です。

小耳症の手術を行っている病院一覧

2020.4現在
永田小耳症形成外科クリニック
・・・・埼玉の小耳症治療専門施設『永田小耳症形成外科クリニック』です。小耳症に対する耳介再建術は、永田法として世界でも認められており、海外にも多く永田法が伝えられています。小耳症の手術といえば永田法といわれるほど、歴史が長く、日本の小耳症手術においては先駆けとなります。

札幌医科大学付属病院形成外科
・・・永田法に対して新しいスタンダードといわれる四ッ柳法は、札幌医科大学附属病院の形成外科、四ッ柳教授が行っている術式です。年間200件の小耳症形成術を行っており、パワフルでいて優しいお人柄も人気のドクターです。日本全国の形成外科ドクターがその術を学びたいという要望に応えて、また日本の耳介再建のレベル向上のために、日本耳介再建学会を開いて研究会を開催しています。

愛知医科大学形成外科
・・・一般外来で小耳症、耳介変形の診察を行っています。私の知り合いでも、こちらで手術を受けるという話を何人かから聞きました。札幌医大の四ツ柳先生が開催している「日本耳介再建研究会」にも愛知医科大学形成外科の先生が参加されています。

神奈川県立こども医療センター形成外科
・・・先天異常、特に口唇口蓋裂が多いようですが、小耳症において安定した成績を挙げています。こちらでの手術至適年齢は10歳~15歳頃です。本人の肋軟骨(胸の肋軟骨)を使います。HPには手術前と手術後の写真も掲載されており分かりやすいです。

国立成育医療研究センター
・・・東京都世田谷区にある国立センターです。小耳症などの先天性耳介変形の手術を行っています。2017年は8件、2018年は7件の小耳症耳介形成術診療実績があります。

横浜市立大学附属病院形成外科
・・・自家肋軟骨移植による耳介形成術を行っている病院です。2階の手術で耳介形成します。どちらの手術も約二週間の入院となります。こちらに術前と術後の写真を掲載しています。

東京医科歯科大学・・・永田法とエキスパンダー法の両方の手術を行っています。どちらの手術方法も良い点と大変な点があるため、患者さんやご家族と相談して方法を決めることにしているそうです。10歳前後の間に行うことが望ましく、1~2週間の入院となります。

■上記に挙げた病院の他にも、日本耳介再建学会のHPに、小耳症手術の研究会に参加している全国の形成外科医一覧があります。この会に参加されている先生方は小耳症の手術を行っていることが多いですのでチェックしてみてください。

それでは、1つ1つの病院について詳しく見ていきたいと思います。まずは札幌医科大学附属病院の形成外科について、初診予約の取り方です。(次ページ)

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